令和6年度 文化芸術活動の創造性を生かす環境づくり支援プログラム 採択事業
令和6年度の信州アーツカウンシル助成事業(応募期間:2月8日~3月7日)について、多くの皆様からご応募をいただき、ありがとうございました。
厳正なる審査の結果、以下の事業を採択いたしました。
令和6年度信州アーツカウンシル助成事業 「文化芸術活動の創造性を生かす環境づくり支援プログラム」審査結果について
令和6年度の信州アーツカウンシル助成事業「文化芸術活動の創造性を生かす環境づくり支援プログラム」に、95件のご応募をいただきありがとうございました。(令和5年度:93件)
令和6年度は助成総額「4,000万円以内」の予算としておりました。令和4年度は2,000万円、令和5年度は3,500万円と、3年間の継続的な支援が可能となるように段階的に増額し、令和7年度以降も総額4,000万円以内で運営していく計画となっています。
今回、令和6年度の採択事業数は36件と、結果的に令和5年度の37件より1件少なくなり、新規採択事業が6件と、令和5年度の22件よりも大きく減りました。
ひとつの要因は、継続事業を中心に、助成上限額の比較的規模の大きい事業の件数が増加したことがあります(令和6年度:6件/令和5年度:3件/令和4年度:2件)。継続的な支援を通して担い手の活動の持続性を高めていくことが、信州アーツカウンシルの支援の役割であると考えていますので、そのなかで、団体が活動を続けるうえで規模が大きくなっていくこともまた自然な展開ではあると考えています。
一方で、信州アーツカウンシルを始動する時点で想定していたよりも、県内に新たな発想を持った意欲的な担い手がたくさん居るということも、この2年間の活動で見えてきています。私どもとしても、未だ全県にくまなく支援を届けられているとは考えていませんので、県内各地域の新たな担い手の小規模なスタートを支援する幅が小さくなってしまうのは、望ましくないと考えます。
信州アーツカウンシル助成事業では、採択時に助成する側から採択団体への助成額を一方的に減額して、採択団体の数を増やすことはしていません。これは、担い手の方に対して、事業の開始時点に一方的に予算減の計画変更を求めることが、持続的活動を支援する目的と逆行すると考えるためです。
応募される団体の皆様には、事業内容をなるべく具体的に計画し、実質的に必要な助成希望額を設定していただきますようにお願いします。(必要額よりも不適切に多いと見られる場合は、逆に、事業の「持続性」や「実現性」が低いと評価されることもあり得ます)
令和6年度で、令和4年度から3年間の継続支援を受けた事業は最後の年度となることから、令和7年度は今回よりは新規事業の支援に当てられる幅は広がると予想しています。内容のある活動をしながらもまだ支援に至っていない団体は多く、令和7年度に向けては、より多くの団体に支援が行きわたるよう、Bプログラムの上限額引き下げや、新たな資金調達を含めて、制度の改定や見直しを検討することといたします。
今年度不採択になってしまった団体の皆様には、是非来年度の申請に向けて活動やプランを磨いていただければ幸いです。
日頃から、信州アーツカウンシルの活動においては「信州の多様な文化を多様な主体が支える」環境づくりを目指しています。今後も支援者の輪を広げ、県内のより広い範囲に様々な形の支援がいきわたるように、制度・取組を改善していくことにつきまして、皆さまのご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
信州アーツカウンシル
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・応募件数:95件 (A:67件/B:28件)
・採択件数:36件 (A:22件/B:14件)
・採 択 率:37.9%(A:32.8%/B:50.0%)