令和7年度 文化芸術活動の創造性を生かす環境づくり支援プログラム 採択事業

令和7年度の信州アーツカウンシル助成事業(応募期間:2月6日~3月7日)について、多くの皆様からご応募をいただき、ありがとうございました。
厳正なる審査の結果、以下の事業を採択いたしました。

令和7年度信州アーツカウンシル助成事業 「文化芸術活動の創造性を生かす環境づくり支援プログラム」審査結果について

令和7年度信州アーツカウンシル助成事業「文化芸術活動の創造性を生かす環境づくり支援プログラム」に、107件の応募をいただきありがとうございました。(令和6年度:95件、令和5年度:93件)、

今回、令和7年度の採択事業数は50件と、令和6年度の36件、令和5年度の37件から10件以上増えることとなりました。

募集要項にも記載しましたとおり、これまで信州アーツカウンシルの支援を受けていない団体に門戸を開くため、今回の募集においては、令和4〜6年度に3年継続して助成の支援を受けた団体を募集の対象外としました。
結果、初採択の団体が25団体となり、令和6年度の6団体から増え、令和5年度の22団体に近い水準となりました。

50団体の支援は、4年目にして最多です。信州アーツカウンシルが軸としている寄り添い型支援を行っていく上で、新たなチャレンジの年であると感じています。
今年度新たに、これまで3年間助成事業において支援してきた団体を「文化共創パートナー」として位置づけ、支援する側の役割においても協力しながら、信州アーツカウンシルの特長としている「信州の多様な文化を多様な主体が支える」環境づくりに繋げていきたいと考えています。

[応募に関する所感]
4年目となり、応募いただく事業計画の内容が全体的に向上していると感じています。本助成事業の目的・趣旨を踏まえて、課題を設定した新たな発想の提案が増え、競争のレベルが上がっています。

募集要領に記載し、説明会・相談会でも繰り返し強調しているところですが、本助成事業においては、地域・県民が主体となり行う文化芸術活動が持続していく環境づくりを主眼としており、人気や芸術的評価の高い公演・展示等のイベントを行うことを主目的とする事業は採択に至らないことがあります。

また、以前不採択になった取組でも、自主的に実施し、それを実績として、今後の工夫を添えて提案くださった場合は、2年目、3年目の応募で採択になっている例もあります。ぜひ諦めずに活動を続けていただければと存じます。

不採択になった団体の方にも参加いただける機会として、個別相談会や「信州アーツカウンシル コワーキングDAY」、「オープンカウンシル!」等の公開ミーティングを行っています。相談も随時、ホームページのフォームからお受けしておりますので、ご活用ください。

現状の組織体制と応募件数の関係上、書類のみでの審査とならざるを得ない状況ではありますが、事前相談などでお話をうかがっていると、事業の意義や妙味を書類に表現しきれていない、惜しい、とお見受けするものも多くありました。

文化事業を書類で描ききることはなかなか難しいところではありますが、コーディネーターの事前相談なども活用しながら、できるだけ事業の内容をつぶさに書き込んで頂ければ幸いです。

[審査について]
今回から、審査過程についてより客観性を高める見直しを行いました。これまでは、信州アーツカウンシルのコーディネーターとアドバイザリーボードによる審査で採択団体を決めていましたが、今回は、一次審査として外部からも審査員を招き、最終審査においてアドバイザリーボードが採択事業を確定をしました。

[令和8年度以降の助成事業について]
令和8年度に助成事業をより有効な形に見直していくために、これまで信州アーツカウンシルの助成をうけてきた団体の皆さんをはじめ、様々な方と議論、検討の機会を設けていく予定です。

信州アーツカウンシルでは、年間を通じて相談をお受けしていますので、随時ご連絡いただければと思います。

=====

*応募件数:107件 (A:87件/B:20件)
*採択件数:50件 (A:42件/B:8件)
*採 択 率:46.7%(A:48.3%/B:40.0%)

=====

信州アーツカウンシル
・アドバイザリーボード:金井直 辻野隆之 山本麻友美 若林朋子
・アーツカウンシル長:津村卓
・ゼネラルコーディネーター:野村政之
・コーディネーター:佐久間圭子 早川綾音 藤澤智徳※(※4月より異動)
・一次審査員:荒井洋文 伊藤羊子 分藤香

助成情報