11/5 松代の文化で町と人を未来につなぐプロジェクト レポート
令和5度信州アーツカウンシルが支援している特定非営利活動法人 夢空間松代のまちと心を育てる会さんの「松代の文化で町と人を未来につなぐプロジェクト」が11/5に松代城跡で開催されましたのでご報告いたします。
こども勝どき太鼓復活へ
住民たちの手で長く守り続けてきたからこそ伝わる歴史文化が色濃く残る松代。
もともと文化芸術活動が盛んな地域ではあるものの、高齢化の影響で活動が途絶えたり後継者が不足していることが課題になっているそうです。
江戸時代から残る伝統芸能「真田勝鬨太鼓」もその一つ。
小学生で構成されていた「こども勝どき太鼓」はかつてエリザベス女王や天皇の前で演舞をしたこともあるほどだったそうですが、時を経てさまざまな理由から活動が途絶えてしまい、太鼓などの道具は残っているものの今の若い世代にとって「こども勝どき太鼓」は遠い存在になっています。
そこで、このプロジェクトの代表である特定非営利活動法人 夢空間松代のまちと心を育てる会の青木さんが中心となり、真田勝鬨太鼓代表やかつてのこども勝どき太鼓メンバーの助けを得ながら「こども勝どき太鼓」の復活に挑戦。5月から定期的に集まり練習を重ねてきました。
松代の文化で町と人を未来に“つなぐ”プロジェクト
11/5のイベントではこども勝どき太鼓の演舞だけでなく、松代中学校創立70周年を記念して中学生と松代在住のアーティストとコラボで制作されたオリジナルソング2曲も披露。
(信濃毎日新聞記事より https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023110200526)
また、地元アーティストNOBYANによる松代と野菜愛溢れるライブや、世界的に活躍されている和太鼓バンドGOCOOによる太鼓ワークショップや演舞など本当に盛りだくさんの1日でした。
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松代中学生とNOBYAN a.k.a八百ヤーマンによるオリジナルソング披露 -
こども勝どき太鼓は練習を重ねた成果を発表! -
GOCOOによる太鼓ワークショップ -
GOCOOのライブはまるで祭りのような大盛り上がりでした -
真田紐手織り体験ワークショップ -
TOMOYAARTSさんのCHANBARAロボもお目見え
ステージ以外では昔の暮らしはいかに循環型で自然に生かされた暮らしをしていたのかに触れるべく「衣食住」にまつわるワークショップや松代在住のアーティストTOMOYAARTSさんのCHANBARAロボ、あんずマルシェも同時開催しあらためて松代のこれまでの歴史の深さとそこに暮らす人たちの多様さを体感できる日になっていました。
中でも印象的だったのは、松代中学生ボランティアによる献身的な運営サポート。
本当に頼もしく生き生きと楽しんでいる姿をたくさん見ることができました。小学生から高齢者まで多くの世代が関わり作り上げていたこのイベント。
タイトルの通り「未来へつなぐ」形が目に見える想いの伝わる時間でした。
なお、当日の様子はYouTubeチャンネル「松代テレビ局」で公開されています!
ぜひこちらも合わせてご覧くださいね。