ワークショップ「名店街のどうぶつを描こう!」 レポート

9月16日、大町市総合福祉センター2階大会議室にて、淺井真至さんによるワークショップ「名店街のどうぶつを描こう!」が行われました!
信州アーツカウンシル2024パレードとザワメキ・キャラバンin大町のコラボとして行われた今回のワークショップ。
大町市在住アーティストの淺井真至さんと一緒に、信濃大町駅から徒歩10分ほどのところにある昭和レトロなアーケード街「大町名店街」に住んでいる動物たちを描きました。

ワークショップ開始!

まずは、今回のワークショップを考えていただいた淺井真至さんからのご挨拶やワークショップの概要についての説明を聞いたのち、淺井さんのかいた絵本を読み、ワークショップへのイメージをふくらませました。
その後は名店街にくりだし、動物たちを住まわせる「山」を取りに出発しました!

 

作品展示場所となるカラオケスナックまるもとさんの壁面から、山を一旦ワークショップ会場へ!

板の山を会場に持って帰ってきたら、いよいよどうぶつを描いていきます。
机には、一人ひとりの前にさまざまな形をした白い木のパーツが置かれています。
これは、大町市の共同作業所「がんばりやさん」のメンバーに描いていただいた動物の絵の輪郭をかたどって切り出したものです。
このパーツの中をみんなで想像して描いていくのですが…

一人ではなく「みんなで」描いていくんです。
真至さんが叩く太鼓が移動の合図で、太鼓がなると筆を止めて左隣の人へパーツを渡し、また自分の右隣の人からパーツを受け取ります。今までに描かれた絵を見て、この先どうしたかったのかを読み取ったり、読み取らなかったりしながら、ぐるぐるとパーツを回して描き足していきました。

  • どうぶつになる前の「いのち」たち
  • どんなどうぶつが生まれるのかな?

 

ワークショップの中では、どうぶつが出来上がったと思ったら、パーツを持っている人が「生まれました!」と報告します。
生まれるタイミングを見極めるのもなかなか難しく、もう少し描き加えるか、このまま生むかどうしよう…と迷うことも。そんな時は、今回のワークショップをお手伝いしてくれていたスタッフの一人、てんと先生に質問。「てんと先生、これは生まれてますか?」「う〜ん…もうちょっと。」と、判断のヒントをもらいつつ、次々とどうぶつが生まれていきました。

そのほかにも、パーツを「いのち」と呼び、生まれたあと新しいパーツをもらう際に「いのちください〜」「いのち足りないです!」という声があったりと、本ワークショップならではのユニークなやりとりもありました。
みんなでどんどんどうぶつを描いていったため、想定より早く「いのち」がなくなり、山やどうぶつを作る時の切れ端の板もいくつか「いのち」としてどうぶつに生まれかわりました。

 

  • てんと先生に生まれているかのジャッジをお願い
  • 「生まれました!」と報告があがるたび拍手が起こっていました

 

ワークショップ終盤になると、山はたくさんのどうぶつでいっぱいに。
最後は生まれたどうぶつたちを机に並べ、鑑賞会をしました。
自分の描いたところが最終的にどうなったのかを見てみたり、壁に貼られたがんばりやさんメンバーの絵の中から動物の元のかたちを探してみたり、沢山のどうぶつたちをじっくりと鑑賞し楽しみました。

 

  • たくさんのどうぶつたちが山に並びました
  • 元の絵を発見!

 

今回のワークショップは、12名の参加者の方に加え、パーツの元絵を描いていただいたがんばりやさんのメンバーにもワークショップに参加していただき、たくさんの素敵でかっこいいどうぶつたちが生まれました!

今回のワークショップで生まれたどうぶつたちは、10月12日から開催されるザワメキ・キャラバンin大町で展示されます!また、あわせて淺井真至さんとがんばりやさん共同で作った大きな動物も、同じく名店街で展示される予定です。
ザワメキアート展2024やザワメキ・キャラバン、また北アルプス国際芸術祭に訪れた際には、ぜひあわせて名店街のどうぶつたちを見に名店街へおいでください!
ご参加いただいた皆様、淺井真至さん、花子さん、てんと先生、ありがとうございました!✨

 

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