Aプログラム 活動推進支援

ゼロカーボン演劇・限られた電力編〜太陽光発電とモバイルバッテリーを使った上演の形態を思考します〜

自前の太陽光発電で充電した電力のみで上演する「ゼロカーボン演劇」の県内外ツアー公演を実施。エネルギー量の制約や自然に左右される状況で創作発表を行うことを通して、アートと環境の関係を問い直します。

2023年度の活動内容

第7回公演「ロレンスの雲」
上演にまつわる電力は、全て太陽光発電により生成した電力で賄います。
使用するモバイルバッテリーはおよそ2000Wh。
その電力を毎公演フルに使い、充電にはおよそ3日を要します。
つまり、どの公演も1ステージ勝負。連日の上演はできません。
なお、拠点である松本市・あがたの森公園では
1ヶ月間公演期間を設け、その間にフル充電された
日のみに公演を行う変則上演スタイルを敢行!
天気の具合ではどうなるかわからない!?
合理性とは切り離された公演形態で、
環境と並走する豊かさを体感しながら試走します。
さらに、今作は久しぶりの人形劇作品。
前作に続き『ロミオとジュリエット』ベースの独自の創作劇です!

 

劇団野らぼう 第7回公演
『ロレンスの雲』

①松本市にて変則型の公演を実施。
4月1日〜31日 松本市あがたの森公園
※太陽光発電によって蓄電された電力のみを使用するため、公演ごとに充電を行い、天候の影響次第でいつ公演が行われるのかわからない日程変則型の公演を実施。

②上田市にて同形態の上演と座談会を実施する。(1回公演)
5/27(土) 上田市犀の角

[座談会登壇者]
荒井洋文:シアター&アーツうえだ
藤川まゆみ:うえだ市民エネルギー理事長
浅輪剛博:自然エネルギー信州ネット事務局長
前田斜め:劇団野らぼう作/演出
野村政之:信州アーツカウンシル

<出演>
くずおか由衣 / 成田明加 / 深沢豊

<脚本・演出>
前田斜め

<音響照明>
キムジー / 哲

<音楽監修>
サンロクレコード

<スタッフ>
水野安実

<美術協力>
伊東昌恒 / 有限会社ブリーズ

<原作>
ロミオとジュリエット
ウィリアム・シェイクスピア著 / 坪内逍遥訳

第7回公演「ロレンスの雲」メインビジュアル

団体・グループについて

劇団野らぼう(松本市)

松本市にて活動する劇団として主に野外での演劇公演を行っている。
その場所の条件や環境に合わせて作品を創作することを特徴としており、非劇場空間における演劇の置き所に常に着目して活動しています。

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