
天竜川水系を様々な視点から捉える映画・映像作品を上映し対話する映画祭。活動持続化に向け若手参画を図りつつ、戦後80年、「戦争と平和」「生活の変化」を切り口に伊那谷を中心とした現代史の歩みを再検証します。
2025年度の活動概要
「戦後80年特集 日本・アジア・伊那谷」をテーマに、伊那谷・天竜川水系を様々な視点から捉え、現代史の歩みを再検証する映画・テレビ番組・映像作品を上映。すべての作品で監督や関係者などゲストを迎えたトークや解説を実施し、731部隊の証言者・清水英男さんも登壇した。また、活動の持続に向け運営への若手の参画を図るとともに、伊那市内の高校で世界史を教える小川幸司さんの講演を行い、中高生から高齢者まで幅広い参加を得た。
2025年度の活動内容
| 第7回伊那VALLEY映画祭プログラム | |
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| 7月25日(金)【特集:アジアの記憶 日本の記憶】 | 開会挨拶:北村皆雄[委員長] 『アニメ『蒼い記憶 満蒙開拓と少年たち 』(1993) 解説:久保田桂子[ドキュメンタリー映画監督] 『満州富士見分村~戦後70年の証言~』(2015) トーク:早出伸哉[ディレクター] 『韓国巨文島47年目のにっぽん村~知られざる漁民移住史』(1993) トーク:髙柳俊男[法政大学教授 韓国研究]、北村皆雄[監督] 『スズさん~昭和の家事と家族の物語~』(2021) トーク:大墻敦[監督・桜美林大学教授] |
| 7月26日(土)【特集:戦争を記録した人たち】 | 『花はどこへいった:ベトナム戦争のことを知っていますか』(2007) トーク:坂田雅子[監督] 『731部隊 最後の証言』(2023) トーク:清水英男さん[出演者]、伊藤秀男[ディレクター] 「高校生と戦争の記憶を継承する-伊那谷での授業実践」 講演: 小川幸司[長野県伊那弥生ケ丘高等学校教諭] 『石川文洋を旅する』(2014) トーク:石川文洋[写真家]、 唐木孝治
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| 7月27日(日) 【特集:名作映画を見る/老いと人生】 | 『私は貝になりたい』 (1959) 解説「BC級戦犯について」:宮下宣裕[元NHKディレクター] 『ぼけますから、よろしくお願いします。』(2018) トーク:信友直子[監督] 『人生フルーツ』(2016) トーク:伏原健之[監督] |
コーディネーターより
劇場公開の映画から地元ケーブルテレビの番組まで、戦争、民俗、伊那谷の視点をもつ選り抜きの作品を上映し毎年新たな発見がある。地域の映像の資源化に繋がる側面があると感じる。
戦後80年、体験者が少なくなる中で、清水英男さんの証言を生でお聞きすることができ、過去の戦争に対する距離感や現実感が更新された。また、地域の体験者と向き合い、その記憶を高校の授業を通して次世代に受け渡してきた小川幸司さんの実践の話から、後の時代を生きる世代の役割にも思いを馳せた。
ユニークで貴重なこの映画祭が長く続く運営体制の持続化を期待したい。(野村)
団体・グループについて
伊那VALLEY映画祭実行委員会(伊那市)
伊那VALLEY映画祭実行委員会は、映画監督でもある一般社団法人井上井月顕彰会の会長が委員長となり、多様な経歴のメンバが委員として加わる形で構成されています。
各委員は、普段は映画祭で上映する作品の候補探しや情報収集を行っていて、年が明けるとリモート会議を重ねて上映作品の選定や上映に向けた準備作業を進めます。















