
大町市での滞在制作をきっかけに拠点を移したアーティストが中心となり、自身が得た当地の心地よさを共有する公募滞在プログラムを実施。滞在中の読書を通して思考を掘り下げ、地域の人々やコミュニティとの交流を深めます。
2025年度の活動予定
北アルプス山麓の大町市にて、読書を通じた滞在プログラム「山麓読書七夜」を初開催。公募で選ばれたアーティスト、執筆家、書店店長、キュレーターら4名が、教員住宅を改装した施設「あさひAIR」に滞在。作品発表などの成果を求めない7泊8日の中で、豊かな自然や地域の風土、食に触れながら、思索を深めるインプットの時間を過ごした。
交流棟での座談会や食卓を囲んだ対話を通じ、専門領域を超えた創作への姿勢や孤独の在り方を共有。地域に流れる緩やかな時間の中で新たな気づきを得た。
2025年度の活動内容
■参加者(公募による参加者4名)
栗本凌太郎(日記屋月日 店長)
清水里栄(作家) 原田桃望(キュレーター、 ライター)
三原聡一郎(アーティス ト)
【団体スケジュール】
5月11日 Instagram上にて企画概要の発表
5月12日 「山麓読書七夜」参加者公募期間
6月11日 当団体メンバーによる選考会
6月15日 四名の参加者を発表
7月14日 7月21日あさひAIRにて「山麓読書七夜」実施
7月23日 レポート作成
【参加者たちのスケジュール】
●初日(7月14日) ・あさひAIRにチェックイン、顔合わせ会 夜は交流棟にて夕食を囲む
●4日目(7月17日) ・希望者で仁科三湖を見てまわる ・交流棟前のウッドデッキにてバーベキューを囲む
●7日目(7月20日) ・交流棟にて滞在者4名と運営メンバーによる「読書座談会」を開催 終了後は大町の友人・知人たちが作ってくれた 夕食を囲んでの交流会
●8日目(7月21日) ・あさひAIRチェックアウト
コーディネータより
アーティスト・イン・レジデンス(AIR)事業は、成果発表のパッケージ化により、時に制作者を窮屈にさせてしまう場合がある。しかし本プログラムは、一軒ずつ個別の宿泊棟を割り当て、「読書」を介して個の時間を尊重する、極めて自由な滞在モデルを提示した。
山にテントを張る夜、遠くに見える他者の灯りに安らぎを覚えるような、付かず離れずの心地よい距離感。無理に団体行動をせずとも、同じ敷地内に「仲間がいる」という気配が、思索を深めるための静かな連帯感を生んでいた。AIR本来の価値を見失わない、ありそうでなかった「自然体」でいられるAIR事業の新たな形である。(小澤)
団体・グループについて
山麓おちつくおうち計画(大町市)
「山麓おちつくおうち計画」は、長野県大町市に移住したアーティストが発起人となって設立したチームです。北アルプスの豊かな自然の中で、制作活動と日々の生活を心地よく両立させてきた経験を活かし、主にレジデンス事業の企画・運営を行なっています。「いったんおちつく」ことをテーマに掲げ、地元のクリエイターたちと協働しながら、大町市ならではのプログラムを目指しています。













